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NO.011 メールソフトぱそメールの開発-オープンプロトコルの世界へようこそ-

NO.011 メールソフトぱそメールの開発-オープンプロトコルの世界へようこそ-

株式会社オレンジソフト
代表取締役
日比野 洋克氏

ぱそメールは、BREW上で動作するPOP/SMTPクライアント、所謂メールソフトです。 標準のメールソフトとは異なって、普段使っているプロバイダや会社のメールアカウントをそのまま使えるのが最大の特徴です。
実際のところ、このようなメールソフトはPCやPDAでは当たり前のように存在しているわけですが、携帯電話の環境では、従来はSMTPやPOP等のプロトコルをサポートされていなかったために製作することができませんでした。 BREWにより、インターネットプロトコルが開放されたことで、ぱそメールは開発が可能になりました。


当社はWinbiff等のメールソフトの開発を本業としており、メールプロトコルを処理するコードは持っていましたので、Windows環境などからのコードの移植作業が主な作業となりました。 面倒だったのは、文字列クラスや配列クラスなどの基本的なクラスライブラリ(C++で開発しています)を整備することでした。 これらの基本ライブラリが揃えば、実際の移植は容易なものでした。 また、メモリを初めとするリソースがPCの環境と比べて少ないので、特にメモリ確保時のチェックは厳重に行うようにしています。


ぱそメールは、内部的に、BOML(BREW Open Message Library)とUI(User Interface)の2モジュールに明確に分離されています。 BOMLは、メールプロトコルの処理とメールボックスの管理、UIはユーザーインターフェースを処理します。 このようにモジュールを分離することで将来的にはBOMLをエクステンションとして利用できるようにしたいと考えています。 実は、BOMLは既に海外で導入されているのですが、今回のぱそメールへの搭載については、特に問題となることはありませんでした。 BREWの互換性の高さについては、大変感謝しています。


BREWもバージョンが2.1となり多くの機能が追加されたようです。 私たちもこれら新機能をぱそメールに搭載することを楽しみにしています。