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NO.017 「そして国際開発へ」

NO.017 「そして国際開発へ」

株式会社エディア
モバイル事業部
田口 政美氏

弊社におけるBREWへのアプローチは、自社開発だけでなく、海外で配信中のアプリを輸入するという方向からも進みました。一足先にBREWが採用されているお隣韓国には既に多くの魅力的なアプリが存在しており、KDDI様のプラットフォーム移行で市場の活性化も期待できたので輸入には良いタイミングだったのです。しかし、着手当初は不安も有りました。以前韓国のJavaゲームを日本向けにローカライズした際には、CPUの違いに加えて、データサイズやAPIの差も大きく、相当の修正を加えなければまともに動作することさえ難しかったのです。ましてゲームとしてのクオリティを追求しようとすると、実際には全くの作り直しに近い作業が必要になることもありました。しかしBREWの場合、韓国KTFで配信中のBREWゲームが、ほとんど手をつけなくてもKDDI端末で取り敢えず“動く”のです。これはなかなか凄い事でした。海外アプリの輸入というアプローチが行けそうだと実感したのはこの時です。幸い結果的にも、自社開発のBREWアプリよりも多くの韓国BREWアプリを配信することができました。
既に配信中の開発済みアプリを輸入することからスタートした韓国パートナー企業との協業は、現在では韓国と日本、少なくとも二カ国以上で配信することを前提にアプリを共同開発する形に進みつつあります。今回構築した国際開発のネットワークを母体に、将来的には、日本や韓国の先進のアジアコンテンツを欧米や中国の新市場に向けて提供できる体制を整えることが目標です。開発時には若干窮屈に感じられるBREWアプリの認証登録制も、課金やセキュアな配信システムが最初から確立されているという点で、権利保護が難しいアジアでコンテンツ配信する際には大きな利点だと考えています。今後益々コンテンツの国際流通を作り手側から促進してくれるであろうBREWのポテンシャルに、興味が尽きません。
最後に、いつもお世話になっているクアルコム様、KDDI様、そしてパートナー企業様たちにこの場を借りてお礼させて頂きます。有難うございました。