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NO.001 これは何を想定して作られた機能なのですか?

NO.001 これは何を想定して作られた機能なのですか?

クアルコムジャパン株式会社
クアルコムインターネットサービス
久保 雄介氏

 QUALCOMMは欲張りな会社だ。良くも悪くも。

3年前の夏。僕は、上司から「QWIZ」なるプロジェクトの下調べを指令された。「Qualcomm Wireless Internet Zone」、略して「QWIZ」。今のBREWの原型となったプロジェクトだ。その眼目は、携帯電話向けの開発/配信プラットフォームの開発と、その仕様及びSDKの公開にあった。

 僕に与えられたテーマは「KVM/MIDPは携帯電話のプラットフォームたりうるか?」だった。Javaか、独自規格か…QUALCOMMはその岐路に立ち、悩んでいた。 しかし、MIDPでできることはあまりに少なすぎた。「この仕様じゃあIMもメーラーも作れない(プロトコルの制約)し、メーラーからブラウザを呼んだりアドレス帳を呼んだりも出来ない(サンドボックスモデル&スタティッククラスローディング)じゃないか。」 だから欲張りなQUALCOMMはBREWの開発を推進した。

 昨年、いくつかのイベントで、BREWのデモを行った。IM、ストリーミング、アプリの連携。QUALCOMMが欲張ってきたもののかなりの部分を実現して見せることが出来た。それは同時に、それぞれのアプリを開発していただいた各社さんの夢想してきたものでもあった、と思う。

 だけど。BREWの実力はまだまだこんなものじゃない。冗談みたいだが2.1ではTCPソケットをlistenする機能もついてしまった(某メーカーさんからは「これは何に使うのですか?」と聞かれてしまったが)。SSL機能ではルートCAを自前で追加することも可能だ。DDBも触れる。僕自身が何に使うのか解っていないような機能の中にも、とんでもないサービスのネタが転がっているに違いない。

 巷で言われるほどBREWのプログラミングは難しくない。今までのプラットフォームに不満を感じていた欲張りな皆さん、是非BREWを触ってみて、皆さんのアイディアを実現するに足るプラットフォームかどうか評価してみて欲しい。BREWなら皆さんの夢を実現できる、と思う。