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NO.029 定額制の先にあるもの=ケータイならではのアプリとは

NO.029 定額制の先にあるもの=ケータイならではのアプリとは

クアルコムジャパン株式会社
ビジネス開発部長
草場 匡宏氏

7月からBREWデベロッパー担当になった草場と申します。
ラボではご挨拶させていただいておりますが、改めてよろしくお願いいたします。

さて私もクアルコムに来てはや2年たち、その間さまざまなコンテンツやアプリケーションを見てきましたが、最近日増しに感じるのがケータイで初めて実現できた、ケータイでしかできないというアプリがまだ少ないことです。

こんなことを書くと、それは作りたくてもBREWではできなかったとか、いい端末がなかったからだとお叱りを受けるかもしれません。

たしかに、BREWの完成度や、ケータイのそのものの機能(CPU、メモリ、液晶、通信その他)がデベロッパーの皆様の期待値とかけ離れた世界であったことも事実ですし、また通信を使おうにもパケ死に代表される、通信コストの負担が大きな壁となってきたのも事実です

時代は変わり、CPUもメモリーも一昔前のPC並に変貌を遂げ(画面はさすがに大きさの制約があるため2インチQVGAの壁を越えることは困難ですが)、通信もとうとうCDMA2000 1xEVDOの導入により定額制が実現され、ダウンロードもブロードバンドと遜色のないレベルになってきました。

また、PCにはない機能として、GPSに始まり、電子コンパス、FMラジオ、高画質カメラ、IRDA、ブルトゥースそして今後はメモリーカード、USB、無線LAN、電子マネーなど続々と新しいデバイスがケータイに導入されてまいります。

一方、現在商用化されているアプリ(もちろんコンシューマー中心ですが)を見れば、未だに8bitゲーム機時代を彷彿させる、アプリが大半を占めています。いまのままでも、もちろん昔ゲーム機に親しんだ世代をひきつける力はのこっているでしょう。しかし、今までアプリに関心のなかったユーザーや世代も取り込めるアプリが増えて欲しいと願っています。

ここで通信とデバイスというキーワードでケータイならではのアプリをいくつかあげてみましょう。


1.コミュニケーションサービスとの連携
例)プレゼンス、IM、PTT(Push To Talk)、ブロブなど
2.通信と分散型アプリケーション
(ただし、データは極力端末側におくことで、パフォーマンスや通信頻度を下げる。)
例)サーバーで思考エンジンを備えた対戦ゲーム、ロケーションベースサービス、画像診断アプリなど
3.ローカルデバイス・データの活用
例)PIMアプリ、GPSアプリ、FMアプリ、IRリモコン、MP3プレーヤーなど

などがあげられます。

すでにこれらの一部は、商用となっていますが、まだメールやブラウザーのように町中いたるところで使われているほどには普及はしていません。

携帯が生活必需品となった今こそ、本当の意味で生活に密着したアプリケーションが求められるようになるのではないでしょうか。上に挙げた例でもどれか一つというわけではなく、シーンに応じて組み合わせられて初めて使いやすいサービスになってまいります。

是非、実際に商品を使われるユーザーの立場で、求められているアプリ・サービスを考えていただけたらありがたいです。そのときにもし、こんなアプリを考えているけど、実現できるかわからないとかBREWでお困りのことがございましたら、なんなりとご相談ください。

皆様のご意見、お叱りの声をはげみにこれからも、BREWのサポートをしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。