私がBREW端末を実際に手にしたのは、昨年東芝のA5304Tを購入した時でした。 スペースインベーダやゼビウスなどのソフトがゲーセンさながらに、携帯の 上で動作していることに感心した記憶があります。 その後、KDDIは今後BREWに端末を全面的に変更していく記事を読んで、 Javaにはない、高速動作が可能であったり、端末の構成がシンプルであったり、 直接ハードウェアをさわれる等のメリットがあることから、間違いなく市場を 獲得していくだろうということは予感できました。 しかしながら、そこで気づいたのはアプリの生産性の問題でした。 ご存知のように、DoCoMoさんはiアプリで先行していましたから、正式コンテンツ だけでも、数千本あり、勝手サイトと呼ばれるものをいれると数万本あるので、 その勝手サイトのアプリを検索するサイトができたりするくらい、 アプリの本数は豊富でした。一方、BREWアプリは、後発でもあり、当時は数十本という 非常に寂しい状況でした。 もし、Javaアプリをプログラムで全自動でBREWアプリに変換することができたら、 このサービスは大きな市場を獲得できるだろうということは容易に想像できました。 弊社では、当時ゲームのエミュレータを開発していたこともあって、 その延長線上でできそうな可能性が予見され、早速開発に着手しました。 それから1年を経て、やっと市場に発表できるような形となり、7月のワイヤレスジャパン 2004でクアルコムのブースで公式発表させていただきました。 新聞やインターネットを含め多くのメディアにとりあげていただいたおかげで、 正式サービスを開始する前ですが、多くのお客様から、説明に来てほしいとか すぐに使わせてほしいというご連絡をいただいています。 ”J2Bトランスレータ”の基本機能 ・JavaバイトコードをBREWバイナリーコードに自動変換します ・入力されるJavaとしてはDoJaやMIDPを扱うことができます ・DoJaの画像形式(gif)ををのままBREWで扱う機能を実装しています ・出力されるBREWのバージョンは、現状ではBREW2.1のみですが、将来的には、各種のバージョンに対応します 弊社では、このサービスを提供するにあたり、変換サーバを構築して、お客様にJavaバイトコードを ネット経由で送っていただき、数十秒のうちにBREWバイナリーコードをお返しする仕組みを 構築中です。サーバで自動変換することにより、いつでも何度でもこのサービスをご利用いただける ようなサービスモデルにする予定です。 ある調査会社のレポートによると、携帯電話は2009年の時点で、25億台普及し、 その時点でCDMAの端末台数がGSMの台数を抜くそうです。 Javaアプリも増えるでしょうし、クアルコムのCDMA2000を使った BREW端末も増えるでしょう。赤外線通信やFelicaを使ったサービスにおいては、 直接ハードウェアをさわれるという点で、BREW端末でしかできないサービスも 多くでてくるものと予想されます。しかし、ソフトウェアの生産性は いつまでたっても人手作業ですから、弊社の”J2Bトランスレータ”の可能性は しばらく続くと予想しております。 JavaアプリもBREWアプリも開発しなければならない現状で、開発メーカー様の悩みを 解決できる一つの手法を提案できることは大きな喜びです。 今後ともよろしくお願い申しあげます。