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チューリッヒ保険会社(東京都新宿区)は、同社の自動車保険契約者全員に配布している「Zステッカー」に組み込んだGPS(位置情報機能)を利用し、自動車事故やカートラブルの際の位置確認サービスの提供を2007年3月22日より開始しました。「Zステッカー」のQRコードからチューリッヒの携帯サイトへアクセスした際、電話、メールのほかに、「GPS緊急通報」を選択していただくことによりお客様が簡単な操作でチューリッヒへご自分の位置を知らせることができる仕組みを整えました。また、GPS機能利用時には携帯電話で事故現場や事故車両の写真を撮影、送信することも可能です。この度のBREWの採用は、お客様の利便性の向上を追求する当社にとって、非常に有意義な取り組みとなりました。
1.BREWを利用したメリット
お客様が実際に事故を起こされた場合は、やはり気が動転されるものです。そのような状態で、どうしたら、電話口で正確に事故の状況や場所(住所)をお伝えいただけるかが当社の課題でした。
BREWの強みである、携帯電話の機能との組み合わせの自在性を活用し、携帯電話のカメラ機能とGPS機能、そしてBREWの機能とを組み合わせることにより、当社が追求する、万が一の際の「お客様の負荷軽減」が実現しました。また、開発された実際のアプリケーションの操作上、複雑な処理を行っているにもかかわらず、その動きが非常に滑らかだったこともまた、このサービスの導入につながった大きな要因となりました。
当社がシステム面での検討を行っていた段階で、数々の携帯電話キャリアの中でKDDI様はGPS機能をほぼ標準搭載した多くの端末を出荷されており、また同社におけるBREWの開発効率の優れている点などから、先行導入が実現いたしました。2007年4月から施行された総務省による緊急通報の規則の改正に先立ち、お客様がGPSを利用してご自分の位置情報を簡便かつ高い精度にてお知らせいただくことを可能にし、これにより、事故や故障の現場への急行サービスの迅速化が実現できました。
2.開発時の課題について
サービスの革新性とタイムリーな時期に提供することを優先した今回のプロジェクトでは、「要件定義からサービスイン」まで、期間に対して乗り越えるべき課題は決して少なくありませんでした。このプロジェクトでは、お客様の安心と利便性の向上に繋がる携帯電話のカメラで撮影した写真の送信機能の提供と、多くのお客様にお使いいただけるようできるだけ多数の機種への導入を追求したことから、複数機種に対応するために、カメラ関連の実装として、画像の大きさ、解像度、オートフォーカス有無など、機種依存部分のチューニングなども課題でした。今回開発を依頼したセック様の豊富なBREW開発経験とBREWの持つ高い生産性のポテンシャルのバックアップもあり、プロジェクトは順調に進行し、サービスの提供が実現しました。
3.技術紹介
今回の「GPS緊急通報」では、「カメラ」「GPS」「通信」という携帯電話の主要機能をBREWならではの「詳細な作りこみ」による組み合わせで実現できました。しかし、それだけでは「サービス」には成り得ません。当然、BREWアプリケーションからの情報を受けるサーバー側のシステムも存在します。
サーバー側では、受けた情報(写真、位置など)を管理し、それらを監視モニタのSVG地図上に警告音ともに表示することで、コールセンターのオペレーターに通知する仕組みとなっています。このサーバー側のソリューションには、セック様のLBSプラットフォーム「airLook」を導入しました。サーバーとクライアント(BREWアプリケーション)の開発・運用環境構築等をワンストップで提供していただいたことも、成功の大きな要因だと考えています。
4.最後に
チューリッヒ保険は、企業理念である「ケア」と「イノベーション」に立脚した商品・サービスの提供を追求しております。 今回の最新のテクノロジーを駆使し、「安心を進化」させたこのサービスにより、当社の自動車保険ご契約者様の万一のカートラブルに際しての緊急連絡の利便性をさらに高めることを実現いたしました。
また、多くの方にサービスをご利用いただける環境を短期間で築けたことは、KDDI様、セック様による多大なるご協力のお陰と、深く感謝いたしております。
チューリッヒは、変化し続ける市場と顧客ニーズの変化を常に見極め、最良のソリューションを提供するだけでなく、さらにその期待を超えるサービスの提供を目指して、今後も努力を続けてまいります。
株式会社セック(http://www.sec.co.jp/)
LBSプラットフォーム「airLook」
(http://www.sec.co.jp/products/airlook/index.html)
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