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NO.041 BREWワークショップ後記

NO.041 BREWワークショップ後記

ナレッジゲート株式会社
デジタルハリウッド専任講師
茂木 健一氏



今年のBREWワークショップでは、実際の携帯端末を使った実習中心のセミナーを行いました。一人一台の携帯端末を用意し、なっとくゆくまで携帯端末での開発を行えたかと思います。昨年度までは、SDKを使ったPCでの開発を中心として、特に、初心者の方を対象としておりました。書籍も出版され、BREWプログラマーの裾野もひろがったようですので、少し視野を広げSDKでの開発経験はあるが、実際の携帯端末での開発ははじめての中級レベルのBREWプログラマーを対象とした内容で開催いたしました。

ワークショップの内容はトラブルシューティングが中心です。SDKだけでは理解できない、携帯端末特有の対応策が大きく3つあります。
1)ARMコンパイラが通らない
2)携帯端末で動かない
3)日本語入力処理



1)はARMの仕様によるものです。PCには「インテル」というCPUがあるように、携帯端末にも「ARM」というCPUが内蔵されています。この仕様を理解していないと、SDK(VisualStudio)ではコンパイルできたのに、ARMではコンパイルできない、なぜ???という状況に陥ります。この仕様は単純なものなので、知っているかどうかの差でしかありません。簡単に理解できるかと思います。

2)は携帯端末で開発を行っていると、一番多く体験する事柄です。しかも原因が多く想定され特定が難しいのが現状です。BREWアプリを携帯端末から起動すると再起動がかかるという状態になることが多いかと思います。地道で時間がかかりますが、デバッグのトレースをかけ、確実に処理がおこなわれているかどうかを確認することが王道です。

3)は日本語入力特有の処理を理解する必要があります。携帯端末に実装されている日本語入力機能はネイティブ、つまり、携帯メーカ様が実装したアプリケーションです。したがって、SDKのエミュレータでは正確に動作確認できないのです。サンプルコードをもとに、実際に携帯端末で動作確認し、理解していただきたいと思います。



やはり、実際に自分で作ったプログラムが、市販されている携帯端末で動く姿を見ることは、単純ですが感動いたします。生徒の方々もそのような感想の方が多いようでした。このような感動を大切にし、BREWでの開発に積極的に参加していただければと思います。また、そのような人をサポートしていければと思います。

セミナーでお会いできることを楽しみにしています。