弊社はBREWに関しては、2001年初めから取り組んできておりまして、かれこれ3年近くになります。 基本的にメッセージング系のアプリケーションに注力する中で、マルチメディア関連のアプリケーションを開発しております。この中にはメーラーやブラウザ的なものも含まれております。 もともとBREWのコンセプトや将来性に賛同して会社として常に前向きに進めてきましたので、ここへきてようやくビジネスとしての環境が整ってきたな、という実感があります。 現在弊社では、BREWに関しては5つのビジネスモデルを持っています。 第一に、日本国内で自社開発のアプリケーションとして提供するもの。 第二に、日本国内でメーカー様向けに開発するもの。 第三に、日本国内で他社様のプロジェクトに参加し共同で開発するもの。 第四に、海外向け自社開発のアプリケーションとして提供するもの。 第五に、海外のアプリケーションを輸入し日本国内でリリースすること。 大きくこの5つのビジネスを進めておりますが、まずここまで市場としてビジネスチャンスがあること自体が、BREWの魅力のひとつと考えています。その中でもアプリケーションの国際流通という領域を携帯電話の世界でBREWが切り拓いたことは、高く評価して良いと思っております。 やはり携帯電話の世界は国際的に見ても日本がある程度先進性を持った市場で、その中でアプリケーションの国際流通の可能性が増えるというのは、相対的に日本のアプリケーション開発企業の可能性が増えるということですので、少し景色が変わったかなと感じています。 現在、アメリカのベライゾン向けアプリケーションを開発しており、おそらく年内にはサービスが始まると思うのですが、やはり日本での開発資産が活かせ、開発工程の短縮につながっております。またゲームを中心とした海外のアプリケーションを日本に輸入しローカライズしてパブリッシングする、ということも行なっておりますが、これは新たな市場性を持っていることは間違いありませんが、想像以上に大変であるとも感じております。弊社は、英語が出来る人間が多く言葉や仕様理解の問題は無いのですが、やはり端末特性がある上に検証などの工程の品質を上げれば上げるほど結果的にローカライズのみに留まらず、海外デベロッパーの開発サポートまで行なっているという状況も起きています。
とはいえ、アプリケーションの国際流通が新たな市場を創出するのは間違いなく、今後も積極的に取り組んでいくつもりでおります。弊社は、根幹はメールソフトを開発しているのですが、その過程でブラウザやDRMやフレームワーク的なある程度プログラムの自由度を持たせた開発を可能にするアーキテクチャーを開発しております。やはり市場の変化が早い携帯電話でのアプリケーションは、リリースしてからある程度効率良く改良・変更を重ねていかないとならないので、そのためにも弊社のMSフレームワークは今後重要度が増すと考えております。メーラーに関していえば、携帯電話のメーラーの可能性を限りなく追求したいと考えて要素開発を進めています。
いずれにしても、携帯電話アプリケーションデベロッパーにとって世界を一気に身近にしたBREWの可能性はまだまだ広がると考えておりますし、過去3年かけてBREWを追いかけてきた価値をより活かしていきたいと考えております。